しぼりたて!新酒の魅力

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しぼりたて!新酒の魅力

例年、1012月に仕込みを行い、2月に新酒を搾る年づくりが基本。10銘柄・400石程度を生産しますが、今年はやや少なめの仕込みになりそうです。「コンパクトな蔵ですが、よりおいしいお酒をつくれるよう、今後は少しずつ都度づくりにもチャレンジしていくつもりです」と千堂社長。「酒造りでこだわるのは米と水。菊池は、菊池川とその支流に育まれた土壌が肥沃で、地元の水源地区も有名な米どころです。水は、菊池川源流域のミネラル豊富な水を使うことで、麹菌や酵母のエネルギー源となり、アルコールの発酵を促進してくれます。また、蒸米を冷却するのは周辺の冷気。空気も大切な原料の一つです」と話してくれました。
 
「この校舎跡は鉄筋コンクリート造りなので、工場のように温度管理がしやすいのもありがたいですね。廊下に沿って教室などが連なる構造も効率的です。この場所から世界がうなる酒を発信したいと思っています」と千堂社長。輸出や通販にも、グループ会社を通じて取り組んでいます。また「今年、大吟醸酒入りのアイスクリームを販売したところ、非常に評判が良かったんですよ。今後は酒粕や酒麹を使ったスイーツなどにも挑戦したいですね」とも。大手旅行会社企画のバスツアーなどで蔵見学も可能。個人の場合は事前の問い合わせを。

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